Postfixのインストール

提供: Astarisk Works Wiki

目次

Postfixdとは

PostfixはMTA(Message Transfer Agent)のひとつです。UNIXのMTAといえばsendmailが標準的ですが、Postfixはsendmailと互換性が高く、置き換えが容易です。sendmailに比べて次のような利点があります。

  • 設定が容易
  • 処理が高速
  • 安全性が高い

最新のLinuxディストリビューションでは標準でインストールされることも多くなっています(参考:Linux/Tips/RedhatでのMTAの切り替え)。ここでは、ソースからPostfixをインストールし、sendmailを置き換えるインストールを説明します。

ソースの入手

http://www.postfix.org/ からダウンロードしてください

インストール

postfix用アカウントの作成

Postfixでは次のユーザ/グループを使用します。

  • アカウント:postfix
  • グループ:postfix
  • グループ:postdrop

これらを作成します。

>adduser postfix
>addgroup postdrop

アカウントpostfixはPostfixのプロセスが使用するだけで、ログインできる必要はありません。セキュリティ強化のためログインできないように設定しておきましょう。

コンパイルとインストール

まず、入手したソースパッケージを解凍してできるディレクトリに入ります。

> tar zxvf postfix-2.1.5.tar.gz
>cd postfix postfix-2.1.5

続いて、make、make installします。

>make
>make install

make installすると、いろいろ質問されますが、規定値のままで問題ありません。 ただし、rpm等で別途Postfixをインストールしている環境ではそれと競合するため、

  • daemon_directory
  • command_directory
  • sendmail_path
  • newaliases_path
  • mailq_path

は変更する必要があります。

設定

Postfixの設定ファイルは

  • /etc/postfix/main.cf
  • /etc/postfix/master.cf

の2つです。これらをvi等で編集して行います。~ ここでは、単にローカルホストから外部にメールを送信するだけの設定について説明します。

設定キー説明
myhostnameマシンのホスト名をFQDNで設定します
mydomeinマシンが所属するドメイン名を設定します
myoriginローカルからのメール送信時に送信元アドレスに付与するドメインを設定します。通常$mydomainを設定します
inet_interfaceメールを受信するNICを指定します。メールを中継する必要がないならlocalhost(デフォルト)、あるならallと設定しておけばいいでしょう。
mydestination受信メールが自分宛かどうかの判定値を設定します。$myhostname,localhost.$mydomain,$mydomainと設定しておけばいいでしょう

ここまでが基本的な設定です。 ただし、これだけの設定では、スパムの不正中継に利用される可能性があるので注意しましょう

Postfixの起動

起動するにはrootで次のようにコマンドします。

>postfix start
>postfix/postfix-script: starting the Postfix mail system

第3者中継を防ぐための設定

スパムの不正中継に利用されないようにするにはさらに設定が必要です。

設定キー説明
mynetworks_styleメールの送信を許可するネットワークを指定します。class、subnet,hostから選びます。subnetを指定するのが無難でしょう
mynetworksメール送信を許可するネットワークを指定します。styleではなく、IPアドレスで指定します
relay_domain信頼できないメールクライアントからのメールを中継できるドメインを指定します。通常、$mydestinationを指定します
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